【2次元】鬼滅の刃で彼氏にしたいキャラPart16【妄想】
17940コメント2024/05/12(日) 20:57
-
9464. 匿名 2024/04/29(月) 23:18:24
>>9462
己の趣味に全振り
全6話です
⚠️本当に書きたいように書いてます
不思議な喫茶店 🌫️
「あっもう夕方?」
ふと外を見ると雨はいつの間にか止んでいて、綺麗な夕焼け空が広がっている。
話に夢中で全然気付かなかった。
「話ができて楽しかったよ」
「うん。僕も楽しかった」
「…また、会える?」
「ん~…どうかな」
その子はちょっと困ったような笑顔を見せた。
「……あっそうだ!これあげる」
そう言って、その子は私の手に何かを乗せた。
見てみるとそれは私の手のひらの上でキラキラ光っている。
「──綺麗」
「それ、持ってて。それ持ってたらまた会えるかも」
「ありがとう。私またこのお店に来るね」
「…うん、わかった」
私はバッグを持って席を離れた。
「ごちそうさまでした」
お会計を済ませて男の子の方を見ると微笑んでこっちを見ている。
私は笑顔で手を振ってから、お店のドアを開けた。
つづく
+24
-11
-
9469. 匿名 2024/04/29(月) 23:19:44
>>9464
己の趣味に全振り
最後です
⚠️本当に書きたいように書いてます
不思議な喫茶店 🌫️
「またのご来店をお待ちしています」
マスターの優しい笑顔に見送られ外に出た。
ドアを閉めた途端、急に強い風が吹いておもわず目を瞑ったが、風はすぐに収まった。
「な、に……今の風…」
目を開けた私は自分の目を疑った。
建物がない。あったはずの建物がないのだ。さっきまでいた喫茶店が跡形もなく消えている。
そこにはただ空き地が広がっている。
私は呆然とするしかなかった。夢だったの……?
バッグの中を確認してみる。さっき、あの子にもらった物───
夢じゃない。今、私の手のひらにある。
───またね───
あの子の声が聞こえた気がして、私は急いで後ろを振り返った。
でもそこには誰もいない。
「うん…またね…」
不思議な出来事だった。不思議な喫茶店の不思議な人たちと、名前も知らない不思議な男の子。またあの喫茶店を見つけることができるかな。またあの子に会えるかな。
「……帰ろ」
私は自分に言い聞かせるように呟き、夕日に照らされた道を歩き出した。
おわり
あとがきに続きます
+24
-9
削除すべき不適切なコメントとして通報しますか?
いいえ
通報する