一行書いて、みんなでガルちゃんミステリー小説を作ろう🔍Part4

[1. 匿名]

耳を澄ますと微かに水の音がする

[2. 匿名]

ガル子はふと窓の外を見てみた

[3. 匿名]

頭の中で警報が鳴っている

[4. 匿名]

爽快な顔をしてガル子が歩いてきた。

[5. 匿名]

「ったく…。隣のトイレの音、何とかならんかな…」

[6. 匿名]

がる美さん、左利きなの？

[7. 匿名]

そこには見知らぬ人が

[8. 匿名]

腹痛い!誰かトイレ貸してくれ

[9. 匿名]

クタクタになった会社帰り、二階から人が落ちてきた。

[10. 匿名]

手元の時計にふと目をやる

[11. 匿名]

「この人どこかで見たことがある…たしか、夢グループの…」

[12. 匿名]

11:11であった
ということは？

[13. 匿名]

神さまが降臨したよ

[14. 匿名]

おやおや、これはもしや、時計型麻酔◯…？

[15. 匿名]

なんでだろう

[16. 匿名]

この街から出られないのかと落胆した

[17. 匿名]

なぜか誰かに見られているような気がする。

[18. 匿名]

ウオオオオオオオオオオオ！！

[19. 匿名]

寂れた洋館が見えてきた

[20. 匿名]

ぼんやり光るライトに照らされた彼は

[21. 匿名]

野良猫に出会った

後をついて行こう

[22. 匿名]

テーブルの上のコーヒーは…まだ温かいままだった事に気づいた

[23. 匿名]

ドアを開けて私が見たのは西澤さんの血まみれになった遺体だった
その隣には包丁を握りしめ呆然と立ち尽くす猿橋さん
ふたりとも大学時代の同級生だ

[24. 匿名]

ん？？待てよ、この足跡よく見ると…

[25. 匿名]

やれやれ

[26. 匿名]

思わず野良猫を吸ってみた。

[27. 匿名]

　　　　　　　　　　　ー完ー

[28. 匿名]

後ろ向きに歩いた人がいるかもしれない

[29. 匿名]

毛が凄い

[30. 匿名]

>>1
目覚めるとそこは洞窟だった

[31. 匿名]

この破れたシャツ…見覚えがあるわ

[32. 匿名]

（このトピ、主が丸投げ、放ったらかしにするんじゃなくて最後に1話にまとめて欲しいんだけど…主さん、そこまで責任持てる？って毎回思ってる。今回のトピ主さん、どうですか？）

[33. 匿名]

桜の木の下には死体が埋まっている

[34. 匿名]

「うっ、、」お腹を押さえる妻。

[35. 匿名]

一方、南アフリカ共和国では新たな組織による計画が進行していた

[36. 匿名]

陣痛だ

[37. 匿名]

桜の木の下を掘り返すと直樹が埋まっていた

[38. 匿名]

「なおきどうして？」

[39. 匿名]

「答えてよ」

[40. 匿名]

「ベスに手紙を書いたのは確か先月のはずだが…」
ガル子は首を捻った

[41. 匿名]

窓を見ていたら目に飛び込んだのは、ご近所で有名な隣の奥さん…いつもは時間厳守なのに、こんな夜更けにもうゴミ出しを…どうしたんだろう

[42. 匿名]

主です
Part3の主さんとは違いますが、すごく楽しかったのでトピ申請しまいました。採用されて嬉しいです。みなさん、よろしくお願いします。
ついつい1行以上書いてしまいました。

[43. 匿名]

謎が深まりすぎてワロテしまうガル子

[44. 匿名]

嘘だ！桜の樹の下にはマンドラゴラが埋まっているんだ

[45. 匿名]

ガル子は激怒した

[46. 匿名]

そして息が切れるまで走り続けた。

[47. 匿名]

直樹が埋まっていた付近をよく調べると美樹と真樹も埋まっていた

[48. 匿名]

とりあえず、あてもなく車を走らす

[49. 匿名]

車から異臭が…

[50. 匿名]

屁こいたんだれ？

[51. 匿名]

誰？ふと振り返ると

[52. 匿名]

「ガル子だ」

[53. 匿名]

深夜0時、タバコがきれたのでコンビニに行くことにした

[54. 匿名]

む？尻に何か挟まっている

[55. 匿名]

匂いの元を辿ると、何と！犯人は

[56. 匿名]

>>30
え、なぜこんな所に？頭がズキズキと痛い。

[57. 匿名]

みんな落ち着け、まずは深呼吸だ

[58. 匿名]

>>2
煙が上がっている
あれは、今朝渡ってきた吊橋の方向ではなか？

[59. 匿名]

ガル子は思い出し笑いをしていた。

[60. 匿名]

>>1
蛇口を締め忘れたかな？と部屋を出てみたら、

[61. 匿名]

>>3
今度の同窓会の主催者は、私たちがパシリにしていたあの女じゃないか…

[62. 匿名]

何もないのに音がする

[63. 匿名]

>>57
薄れゆく意識のなかで「そのガスを吸ってはいけない！」と声が聞こえた

[64. 匿名]

>>60
IKKOがいた

[65. 匿名]

ふと、空を見上げるとそこには

[66. 匿名]

黒い影が頭上を通り過ぎた

[67. 匿名]

カラスが数羽西の空に向かって飛んでいた

[68. 匿名]

強い日差しで目が覚めた
今までの事は全部夢だったのだ
ずいぶんめちゃくちゃな夢をみていた気がする…ホッと胸を撫で下ろした

[69. 匿名]

安心したと思ったそのとき！

[70. 匿名]

>>54
確かめてみると限界まで小さく折り畳まれた
壱万円札だった💴

[71. 匿名]

>>67
目の前を黒猫が横切っていった

[72. 匿名]

え、さっきまでそこにあったのに

[73. 匿名]

胸騒ぎがする

[74. 匿名]

社長〜
やすぅーい！

[75. 匿名]

>>56
ブーンブーンブーン

[76. 匿名]

「犯人は私です」名乗り出た女はうつむいている。

[77. 匿名]

アンカーつけるとおもしろくなくならん？

[78. 匿名]

>>6
サウスポーと仰って下さい！マダムガル子

[79. 匿名]

>>75
蜂まで飛んでいる…？これは幻か…？

[80. 匿名]

>>79
刺されては困るので羽音から遠ざかり、水音のする方へ向かった

[81. 匿名]

>>58
確かあそこにはラーメン山岡家があった…

[82. 匿名]

店先には猫たちが集まっていた。

[83. 匿名]

近所のラーメン屋のおやじが怪しいと最初から思ってました

[84. 匿名]

ガタガタ

[85. 匿名]

隣の山田さんなら引越しましたよ？

[86. 匿名]

「なにも言わず行かないでよ涼介」とつぶやいた

[87. 匿名]

>>80
歩を進めると水の音が血の滴る音だとわかった。

[88. 匿名]

>>65
IKKOがいた

[89. 匿名]

>>69
IKKOがいた

[90. 匿名]

IKKOが沢山いた！
IKKOだらけだ

[91. 匿名]

>>60
妻が水槽の水換えをしている水音であった。

[92. 匿名]

あれはたしか…火曜日の夕方だよ、雨が降ってたから覚えてるよ。

[93. 匿名]

そうだったか？昨日、次長に連れ出されて深酒し過ぎたせいか、、いつのことだか思い出せなかった。

[94. 匿名]

>>87
ヒィィィ！

[95. 匿名]

そのドアを開けたら

[96. 匿名]

IKKOと思ったら
マツコ・デラックスだった！

[97. 匿名]

どーせ暇ならウチ来りゃいーじゃん
飲んでけ飲んでけどんだけ～

[98. 匿名]

口調はIKKOだ

[99. 匿名]

さぁ眠りなさい疲れきった体を投げ出して

[100. 匿名]

>>64
と思ったら、松尾だった。

[101. 匿名]

相変わらず雨は降り続いている

[102. 匿名]

というさっぱり意味の分からない小説を読んだガル子を呼ぶ声がしたので振り向くと

[103. 匿名]

>>91
しまった、置石に見せかけた箱の中を見られる訳には。

[104. 匿名]

そこにはガルオが何かに怯えたように立ち尽くしていた

[105. 匿名]

ガルオ危ない！

[106. 匿名]

そこには直樹が立っていた

[107. 匿名]

>>52
夜中の電話に出ると、相手はそう名乗ったが覚えがない。

[108. 匿名]

>>53
タバコがきれただけのなに
私は店員の対応にもきれた

[109. 匿名]

>>51
やつがいる

[110. 匿名]

>>70
しかも、発行開始前の渋沢栄一の札だ。

[111. 匿名]

>>101
また野菜が値上がりするなーww

[112. 匿名]

>>110
広げてみると
畏れ多くも渋沢栄一の御尊顔に雲古がついていた

[113. 匿名]

>>109
やーややーややーやーやー

[114. 匿名]

>>105
崖から巨大な岩石が降ってきた🪨

[115. 匿名]

>>105
頭上から金タライが落ちてきた

[116. 匿名]

>>113
そういえば飛鳥とチャゲはどうしているの？

[117. 匿名]

>>54
うわっ昼間に大ちゃんした時に使った
トイレットペーパーや
くっついたまま買い物来てた
こわぁー

[118. 匿名]

>>106
直樹どうしたの？と彼女は尋ねた

[119. 匿名]

>>116
飛鳥がやらかして
解散したんじゃなかったっけ？

[120. 匿名]

>>119
しっ！ギブハブに盗聴されてるんだ

[121. 匿名]

直樹「俺最初の方で死んだことになってんだから驚けよ･･･」

[122. 匿名]

「直樹って誰だ？俺は、アタシは……これはきっと記憶喪失よ」

[123. 匿名]

>>61
しかも、山奥の別荘で開催だと？

[124. 匿名]

>>7
100人もいた

[125. 匿名]

アンカつけると物語が分岐してわけわからなくなるからやめよう

[126. 匿名]

>>12
12時の49分前だ

[127. 匿名]

>>33
そんな事を考えていたら、次の方どうぞと看護師に呼ばれた

[128. 匿名]

>>45
いつもなら割引シールが貼られる時間だというのに

[129. 匿名]

>>63
手遅れだった

[130. 匿名]

ジグソーパズルの最後のピースを持ったまま女は部屋を出た

[131. 匿名]

>>103
昨年の春からだろうか、ぬめっと石を覆いだした茶褐色の苔は、べっとりとへばりつくあの記憶。
もしや妻は既にあの中を見たのではないか。

[132. 匿名]

蘇った直樹
彼はキリストの再来だったのか
まさにミステリアス

[133. 匿名]

>>125
全然おもしろくなくなるよね

[134. 匿名]

So you don’t have to worry worry

[135. 匿名]

直樹の首の後ろに番号が書いてあった

[136. 匿名]

150？IKKO！？

[137. 匿名]

と思ったら見間違いだった
なぜみまちがえたのか？

[138. 匿名]

こんなところに鏡が

[139. 匿名]

首の後ろにチャックがついている！まさか、着ぐるみなのか…？

[140. 匿名]

>>38
ナオキどうして？
ナオ起動して？

[141. 匿名]

>>125
前回は分岐しても面白かったけどなー

[142. 匿名]

「いいっすよ、テキトーなストーリーで」
と直樹が言った

[143. 匿名]

　　　　　　　　　　　ー完ー

[144. 匿名]

>>131
男は思案しながら家を出た。

[145. 匿名]

>>130
ひどい嫌がらせだ、そんなに怒らなくても

[146. 匿名]

>>124
彼らはイナバ物置に住んでいた

[147. 匿名]

>>125
1に安価つけてその旨書いてくれると助かる

[148. 匿名]

>>146
それも物置の中ではなく上に

[149. 匿名]

6年前、直樹も物置の上に住む住人だった。
彼はいつものように物置の横にある公園の炊き出しに訪れていた。


物語はここから始まる･･･

[150. 匿名]

今日の炊き出しは直樹が大好きな芋煮だった

[151. 匿名]

炊き出しの豚汁を食しながら、公園の見事な桜の樹に目をやった

[152. 匿名]

（この桜の木、サタデーナイトフィーバーみたいな形してるぞ…）

[153. 匿名]

その桜の中から突然、陽気なインコが飛び出してきた！

[154. 匿名]

インコは肩に止まり歌っている

[155. 匿名]

>>144
花散らしの雨が降ったせいで桜は散り果て汚れたアスファルトを歩きながら、ふと、アイツに電話をかけてみるか、と、男は思ったのだった。

[156. 匿名]

ラ、ラ、ラ、ラ、ラーララ、ラーララッ

[157. 匿名]

突然、インコが人間の声で語りだした
「この番号は現在使われておりません。ピーッという発信音の後にご用件をお話しください。
ピーッ」

[158. 匿名]

「エージェント直樹、仕事だ」

[159. 匿名]

「花見の席を確保しろ。ターゲットは酒好きだ、宴が盛り上がれば踊るだろう。
その様子を報告するのだ。上手くやり給え」

[160. 匿名]

空になった豚汁の容器をもったまま、直樹は準備の為ホームセンターへ向かった

[161. 匿名]

花見用のシートを物色している時だ
「直樹…？直樹じゃない……！久しぶりね、私のこと覚えているかしら…？」

[162. 匿名]

「人違いです」直樹は知らないふりをした。

[163. 匿名]

>>162
そしてとっさに変顔をするのを忘れなかった。

[164. 匿名]

「あら？人違いだったかしら…ごめんなさいね」
しかしそう言いながらも女はこっそりと直樹の後をついてくる！

[165. 匿名]

走る直樹に追う女。学生時代に陸上部で鍛えた脚力を見せつけてやるぜ！

[166. 匿名]

直樹は本気で走る為に豚汁の容器を手放した！
それは空を飛び、女の頭に乗った！！まるで帽子のようだ。

[167. 匿名]

その瞬間、思わずポーズをきめる女。

[168. 匿名]

そ、そのポーズは怪盗ガル子!?

[169. 匿名]

>>168
どこからか聞こえてきた声に直樹は振り返った

[170. 匿名]

声の主はホームセンターのパート店員よしこ(57)だった。直樹は驚愕した。

[171. 匿名]

「か、母さん……？！今日はくまモンの着ぐるみのバイトの日だったはず……！」

[172. 匿名]

「人違いです」よしこは変顔をして答えた

[173. 匿名]

そうですか、ごめんなさいと頭を下げる直樹。それには構わずよしこ（57）は続ける。
「久しぶりね、怪盗ガル子。」

[174. 匿名]

「こちらこそお久しぶり」どうやら二人は知り合いのようだ。でもそんなの直樹には関係ない。

[175. 匿名]

「そんなの関係ねぇ！」と言いながら直樹はホームセンターから逃げ出そうとした！

[176. 匿名]

走る直樹。を追う怪盗ガル子。を追うよしこ(57)。

[177. 匿名]

「お客様、何かお忘れじゃありません？」ホームセンターの出口に立ちはだかる万引きGメン。

[178. 匿名]

「あっ、シート買い忘れちゃった。母さん、一万円持ってない？」

[179. 匿名]

その時、バサっと屋上からブルーシートでパラシュートのごとく降りてきた男がひとり、

[180. 匿名]

「はーっはっはっは」仮面で顔を隠した男は笑いながらポーズを決める

[181. 匿名]

3人は素通りした

[182. 匿名]

「まって！おいていかないで！」男は半泣きだ

[183. 匿名]

一陣の風が花を揺らす。もう花見はできまい

[184. 匿名]

「……そう、そんな事もあったわね……」
ほぼ散ってしまった桜を眺めながらよしこ(63)は呟く

[185. 匿名]

その風に乗ってカレーの匂いがした。

[186. 匿名]

「ドシタノ？元気ナイ？インド人ハナシキクヨ？」
陽気な男が踊りながら話し掛けてきた！

[187. 匿名]

踊るインド人が手にした魔法のランプからさらに陽気な、

[188. 匿名]

「どないしたん～？なんでもおばちゃんに聞いてや～？答えたるで！」
派手な柄の服を着たおばちゃんが飛び出してきた！

[189. 匿名]

桜が散る前は57歳だったのに、散ったら63歳になってしまったの。

[190. 匿名]

「6年の月日が経ったんやな！若い頃と違ってあっという間や！おそろしいな～！」

[191. 匿名]

「マサニ､ミステリーネ」3人は顔を見合わせて笑い声を上げた。

[192. 匿名]

そう、あれから6年経ったのだ。任務に失敗した直樹はいったいどこにいるのだろう。

[193. 匿名]

・・ジジ・ジ・・ジジジ、エージェント直樹、応答せよ、

[194. 匿名]

「こちら直樹、今ターゲットを尾行中」

[195. 匿名]

直樹は着ぐるみの中から返事をした。

[196. 匿名]

ゆるキャラを集めたイベントがフィナーレを迎えようとしている

[197. 匿名]

「ターゲットは黄色い着ぐるみだ。だが、変だな……さっきから動いていないようだ。」

[198. 匿名]

ぐったりとした様子で座りこみ、ブシャー、ブシャーと呟く着ぐるみが一体。

[199. 匿名]

直樹が心配になって駆け寄ると、周りの着ぐるみ達に囲まれてしまった。罠だと気づいた時にはもう直樹の意識は遠のいていた。

[200. 匿名]

「梨汁が、」そこまで言って直樹はバタリと倒れた。

[201. 匿名]

……家もまばらな田舎道、犬が直樹の顔をペロペロと舐めている。
「駄目だ、犬に梨汁なんて……！」直樹はハッと目を覚ました。

[202. 匿名]

顔が赤い。直樹は梨アレルギーだった。

[203. 匿名]

俺はまた任務失敗してしまったのか...梨汁まみれで情けない...

[204. 匿名]

それにしてもここはどこだろう？さっきの会場とは違うようだ。誰かに運ばれたのだろうか。

[205. 匿名]

「本部、応答せよ。任務は完了、直樹は無事だ」

[206. 匿名]

と、犬がしっぽを振りながら日本語で言った。

[207. 匿名]

いや、言ったのは、犬の後ろで梨を齧りながら直樹をじっと見ていた

[208. 匿名]

猿だった。

[209. 匿名]

「全く世話が焼ける坊やだぜ」猿は持っていた梨を直樹に投げた。

[210. 匿名]

まだ意識が朦朧としているのだろうか…？いや、よく見たら着ぐるみだ。

[211. 匿名]

直樹は混乱した。猿の着ぐるみは自分が着ていたはずなのに。

[212. 匿名]

その時だった！一発の銃声が響いた！

[213. 匿名]

ゆっくりと、猿の着ぐるみが、直樹の上に倒れ込んだ……。

[214. 匿名]

「おおっと」とすんでのところで避けた直樹

[215. 匿名]

ん？この着ぐるみ中身がないぞ？

[216. 匿名]

はっと振り向いた先の木の上に、なんと

[217. 匿名]

三年前に別れた元妻のアマンダが銃口を向けているではないか。

[218. 匿名]

割れたくす玉と「おたんじょうび　おめでとう」の垂れ幕、キラキラと紙吹雪が舞う。

[219. 匿名]

「ふふふ、久しぶりね直樹」アマンダが紙吹雪の中から笑う。

[220. 匿名]

俺の誕生日は来月だと言い出せない直樹。

[221. 匿名]

「私の誕生日をお忘れ？」アマンダへの祝いの催促だった。

[222. 匿名]

「梨しか持ってない…」
直樹はあらゆるポケットを探ったが何も出てこなかった

[223. 匿名]

「相変わらずおバカさんね」もう頂きましたばかり、親指と人差し指で摘んだ小さな光る粒を掲げて見せた。

[224. 匿名]

それは「梨のつぶて」と呼ばれる宝石で、直樹のミッションはふなっしーからこの宝石を頂くことだった。

[225. 匿名]

再び銃口を直樹に向けながらアマンダが、

[226. 匿名]

「後片付けはよろしく」とすたこら去っていった。

[227. 匿名]

追い掛けなければ……直樹はなんとか起き上がると梨を握りしめ後を追った！
「この梨と！交換してくれ！！」

[228. 匿名]

ゴォォォー、突然の竜巻に直樹の声はかき消された。

[229. 匿名]

直樹は諦めない。この竜巻に乗って追跡を試みる。

[230. 匿名]

空飛ぶじゅうたんと化した猿の着ぐるみに乗って直樹は追い掛ける。

[231. 匿名]

着ぐるみを操作しながらアマンダを探す直樹。いた！竜巻から必死に逃げている。

[232. 匿名]

よし追いつけるぞと思った矢先、竜巻の勢いが弱まってきた。

[233. 匿名]

このままでは落ちる…直樹はとっさに猿の手足を掴み、即席のパラシュートを作った！

[234. 匿名]

直樹のパラシュートは新たな竜巻によって空高く舞い上がり、北へ北へと流れていった。

[235. 匿名]

山の中だ！直樹はとりあえず降りる所を探した。

[236. 匿名]

「そこの君！何をしてるんだ」ヘリコプターから怒号がした。どうやら通報したやつがいるらしい。

[237. 匿名]

警察は続けて、「ゆるキャライベント会場から猿の着ぐるみを盗んだのは貴様か！」

[238. 匿名]

「着ぐるみ？何の事だか知りませんね」とぼける直樹。

[239. 匿名]

その時だ！下から声がする。
「直樹！助けに来たわよ！」くまモンの着ぐるみだ。

[240. 匿名]

声の主は学生時代の恋人、正之だ。

[241. 匿名]

「至急、至急！山中に着ぐるみ泥棒と思われる男とその仲間発見。応援頼む。」包囲網が敷かれていく中、正之との再会に直樹は混乱していた。だって正之は...

[242. 匿名]

「ちょっと！正之…どういうこと！？」正之の着ぐるみを引っ張る別の着ぐるみが現れた。

[243. 匿名]

隆史だ。

[244. 匿名]

「あれっ？その声はもしかして隆史じゃない？やだ、久しぶり、偶然ねこんな山の中で…」
もう一人着ぐるみが出て来た。いや、よく見たらあちこちにいる。周り中着ぐるみだらけだ！

[245. 匿名]

チャンスだ。直樹は下へ着陸すると猿の着ぐるみを着て紛れ込んだ。

[246. 匿名]

日が暮れて、イベント打ち上げの目玉「みんなでマイムマイムを踊ろう」が始まった。

[247. 匿名]

カッ！！と森全体が明るくなり、陽気な音楽が流れ出す。

[248. 匿名]

これは徹也ダンス、あるいは朝までマイムと呼ばれる勝ち抜きプログラムだ。

[249. 匿名]

最後まで踊り切った着ぐるみには、ビッグナッシーと呼ばれる黄金のダイヤモンドが贈られるのだ。

[250. 匿名]

激しく踊る着ぐるみ達と直樹。誰もがビッグナッシーを狙っている。

[251. 匿名]

欲望丸出しの着ぐるみを冷めた目で見る女がひとり「フフフ」

[252. 匿名]

2年前に別れた2番目の元妻、リリーだ。

[253. 匿名]

「ビッグナッシーはもう私が頂いたというのに踊らされちゃって」リリーは掃除のおばさんに扮していた。

[254. 匿名]

「それはどうかしら」リリーの背後から声がした。直樹が1年前に別れた3番目の元妻、エレナだ。

[255. 匿名]

「お前たち、我々警察がいる事を忘れているようだな。」
背後から迫力のある声がした。ピーポ君だ！

[256. 匿名]

「ゆるキャラはマイムマイム踊りなさいよ！」梨のつぶてを懐に隠したアマンダも現れた

[257. 匿名]

ぐぅぅぅ　誰かの腹が鳴った。

[258. 匿名]

その音は山の中に響き渡った。警察のマイクが音を拾ったのだ。
ピーポ君が恥ずかしがっている！

[259. 匿名]

「熊の鳴き声だ！」誰かが叫んだ。蜘蛛の子を散らすように着ぐるみ達はパニックになった。

[260. 匿名]

イベント運営のテーブルに残された、ビッグナッシー。

[261. 匿名]

ビッグナッシーに伸びる謎の手...

[262. 匿名]

その時無数の照明が謎の人物を照らした。「やはりあなたが犯人だったのですね」

[263. 匿名]

「え？」「え？」「え？」「え？」手を伸ばした4人が一斉に振り向いた。

[264. 匿名]

全員がクマの着ぐるみだ！……いや、一人だけやけにリアルな……。

[265. 匿名]

熊の剥製だ！剥製を身代わりに置いてパラグライダーのような翼を広げ飛びたった着ぐるみ。

[266. 匿名]

「やあ直樹、ご苦労だったね」聞き覚えのある声を残しビッグナッシー片手に遠ざかる大きな耳と頭にアンテナを付けた着ぐるみ。

[267. 匿名]

まさかピーポー君の中に入っていたのは...「ボス？」直樹は産まれたての子牛のように振るえていた。自分の推理が外れてちょっと恥ずかしかったのもあった。

[268. 匿名]

そして直樹は混乱していた。任務は成功なのか……？

[269. 匿名]

ふと顔をあげると、大量の着ぐるみに囲まれていた。

[270. 匿名]

気を失う直樹。

[271. 匿名]

気がつくと直樹はひとり森の中にいた。置いてかれたのだ。涙が出た。

[272. 匿名]

手には小さな光る粒と「お誕生日おめでとう」と書かれたメモが握られていた。夜が明けて5月になっていた。

[273. 匿名]

　完

[274. 匿名]

ガル子は『異世界に転生したらエージェントになっていた件』を書き上げ、出版社に急いだ。この作品で直木賞を取ってみせるわ！

[275. 匿名]

よしこ(63)は空に向かってつぶやいた。「もうちょっと出番が欲しかったわ、がる子……。」

[276. 匿名]

ガル子の本は直木賞には落選したがなぜかノーベル文学賞を取ってしまった。

[277. 匿名]

「ガル子、おめでとう」春樹から電話があったが泣いているようだった。

[278. 匿名]

「春樹も頑張んな」ガル子の上からの言い方に黙って電話は切れた。

[279. 匿名]

「やれやれ」と溜息をついた後、ガル子は次回作の為、匿名掲示板のトピックスを申請しようとスマホに手を伸ばした。

〜〜Part5へつづく……？


みなさま1ヶ月間、ありがとうございました。