ガールズちゃんねる
  • 286. 匿名 2023/12/16(土) 10:29:03 

    山川のケースも「起訴するほどの証拠がないという判断」
    「強制性交罪は大変重い罪で、もし仮に裁判で有罪となれば、大抵執行猶予はつかず一発で実刑となる。そのため、同罪に対する立証のハードルは高い。

     つまり、性行為に際して暴行や脅迫があったと認定された上に、被害者の抵抗が著しく困難だったことも証明できないと有罪にならない。今回のケースで言えば、A子さんが行為の途中で山川から逃げられる可能性が、少しでもあったとすると、検察としては起訴まではもっていきにくかったと思います。

     実際、捜査関係者によると、A子さんは山川との行為の前にシャワーを浴びていたり(A子さんはブーツでむれた足を流しただけと主張)、行為が終わり山川が帰った後に何事も無かったかのような様子のLINEメッセージを山川に送るなど(A子さんの弁護士は性被害者にみられる迎合反応だと主張)、山川に有利な“客観証拠”もあったそうです」

     動画など決定的な証拠がない場合、証言だけで性犯罪を立証することになるが、非常な困難を伴う。これが、性犯罪で不起訴の判断が相次ぐ原因の一つとなっている。

    「今回の山川のケースも、不起訴の理由は嫌疑不十分。“疑わしきは罰せず”、つまり、起訴するほどの証拠がないという判断でした」(同前)

     しかし最近の社会的トレンドとして性犯罪にはますます厳しい目が向けられている。例えば、元陸上自衛隊の五ノ井里奈さんが性犯罪を受けたとして元同僚らを訴えた事件で、検察は昨年5月、証拠が乏しく証言しか得られなかったことを理由に、不起訴処分を下していたが、「捜査が尽くされていない」として、同年9月、検察審査会は「不起訴不当」の議決をした。再捜査をした検察は、今年3月17日、一転して強制わいせつ罪で起訴。6月29日の福島地裁での初公判を皮切りに、無罪主張をする加害者の元自衛官3人の刑事裁判が行われている最中だ。

     さらに6月17日、性犯罪に関わる刑法改正が成立、7月13日に施行され、強制性交罪は不同意性交罪と名称が変更された。山川が起こした昨年11月の事件に法律が遡って適用されることはないが、性犯罪に詳しい弁護士は「不同意性交罪であれば、山川は起訴されていた可能性がある」と指摘する。

    +2

    -0