もう一度信じたい。捨てられた犬が新たに心を開くとき…捨て犬たちのビフォア・アフター写真

[142. 匿名]

うちのビーグル犬はたまたま夫婦で観光に行った山梨県の昇仙峡というところに捨てられていました。地元の方が餌を自腹で買ってあげても食べることはなくガリガリでおまけに皮膚病であちこちにハゲがありました。捨てられて2ヶ月ほど経っていたそうですが、お世話をしていたソフトクリーム屋さんに「うちで責任を持って飼うから東京に連れて行っていいでしょうか？」とお聞きして住所、電話番号を教えて東京の自宅まで連れ帰りました。

病院に連れて行くと飼い主から捨てられたショックでご飯を食べなくなってしまったそうです。皮膚病かと思われたハゲも捨てられたストレスからだそうです。勝手に名前をつけて良いものか悩みましたが子供のいない我が家に来てくれた「天使」ということで「アンジェ」と名付けました。

それからが私たちとアンジェの根比べです。市販のフードを食べてくれなければお湯でふやかしたりフードがダメならササミや砂肝を茹でて細かくしたり食べてくれなければ閉店間際のドラッグストアに「猫の餌」を買いに行ったりととにかくアンジェの信頼を勝ち取るための戦い。

小屋から出てこないアンジェに夫とふたりで「明日の日曜日は多摩川へ泳ぎに行こうか？ドックランに行こうか？」と話しかけていたら小屋から出てきて夫の腕に寄り添い腕枕をしました。それがこの画像です。うちに来て4ヶ月目に初めて心を開いてくれ、この時夫とふたりで号泣しました。


アンジェは9月9日で10歳になります。我が家に来て6年目の誕生日。ちなみにアンジェの誕生日は昇仙峡から我が家に来た日です。これからも長生きしてね！

長文失礼しました。