パプアニューギニア付近でM7.0の地震 日本への津波の心配なし
698コメント2018/11/10(土) 05:45
-
150. 匿名 2018/10/11(木) 20:21:57
『ちきゅう』陰謀説のバカさ加減
↑こっから抜粋してます。それでも長いけど。
闇雲に心配にならず、ぜひ読んでね。
★東日本大震災の直後、この船に陰謀論者たちが目をつけた。
この船は地下10キロまで穴を掘れる。
今度の地震も、震源の深さは地下10キロだった。
この船が穴を掘って原爆を仕掛け、地震を起こしたのだ!――というのだ。
★実は震災の発生直後、震源の深さが“10キロ”と発表されたことがある。
すぐに24キロに修正された。24キロは『ちきゅう』の掘削能力の限界を2倍以上も超えているのだ。
が、陰謀論者の多くは、いまだに「震源の深さは10キロ」と信じているのだ。
しかも『ちきゅう』の掘削能力が7000メートルというのは公称であり、まだそこまで深く掘ったことは一度もない。
★『ちきゅう』は一般人も気軽に見学ができて、自由に撮影もできる。
もちろんテレビの取材も何度も入っている。
多くの人の注目を集めている中、こっそりと宮城沖に出かけていって穴を掘るなど、とても無理なのである。
★動画の2分あたりのところで、こんな発言がある。
「その他、人工地震等を発生させまして、その地震波を測定するための装置です」
さあ、これに陰謀論者たちが飛びついた。
『ちきゅう』関係者が人工地震を起こしたと認めたぞ! やっぱり陰謀はあったのだ!
このブログはたちまちコピペされて広まった。
この人工地震は『ちきゅう』が起こしているものではない。
上記画像のように、海洋調査船『かいれい』が曳航(えいこう)している
エアガン(高圧の空気を放出することで大きな音を発生させる装置)から発した音波を海底にぶつけ、
地層の境界面で反射してきた波を『ちきゅう』が海底に埋めた地震計で検知し、地層の構造を探るというものなのだ。
これは反射法地震探査と呼ばれており、以前から海底の地質調査に使われているものである。
このエアガンの発する音波が“人工地震”と呼ばれているのだ。
一回に放出される圧搾空気は最大24リットル。当然、その音のエネルギーは、
東日本大震災のエネルギー(TNT爆薬に換算して4億8000万トン)とは比べものにならない。
★類が作り出した最大の威力の核爆弾は、
旧ソ連が実験したツァーリ・ボンバで、破壊力はTNT換算で50メガトン(5000万トン)。
全長8メートル、直径2メートル。
こんなすごい爆弾でさえ、東日本大震災のエネルギーに及ばないのだ。
一方、『ちきゅう』が掘削に用いるライザーパイプは、内径が50cmしかない。
これではツァーリ・ボンバどころか、小規模な数百キロトン程度の核爆弾しか通せない。
★『ちきゅう』はこれまで、紀伊半島沖の熊野灘において、
南海トラフ地震発生帯の調査などを行なっている。
つまり地震予知につながる研究をやっているのだ。
★震災発生時には、適切な行動によって大勢の児童の命を救っている。
そんな人たちが、何の証拠なしに、「大地震を起こして何万人も虐殺した」と非難されているのだ。
★無知であること自体は罪ではない。
だが、陰謀論者たちはすぐに分かることを調べもせず、
無知と怠慢を元に、妄想を膨らませ、あげくに無実の人間を大量虐殺者だと非難するのだ。
陰謀論者には知識だけではなく、モラルが欠如している。
彼らは自分のやっていることが邪悪な行為であることを理解できないのだ。
+15
-4
削除すべき不適切なコメントとして通報しますか?
いいえ
通報する
今回は山本弘さんから、ブログ『山本弘のSF秘密基地BLOG』の記事を元に加筆した原稿をご寄稿いただきました。『ちきゅう』陰謀説のバカさ加減ちょっと想像してみてほしい。あなたが何も悪いことをしていない...